老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

憲法の基本理念「国民主権・人権・平和」と、「立憲主義」に則った政治・社会を目指す「護憲+」メンバーのメッセージ

いじめに関連して思う

このところいじめの問題が盛んにとりあげられていますが、視点が抜けていないかと気になっていた点がありました。いじめる子の親の問題です。
 
28日の毎日新聞朝刊にそれが出ていました。毎日が実施した全国世論調査(電話、今月25~26日)で、いじめが行われる最大の原因を、教育制度や教師の指導よりも、いじめる側の保護者のしつけに問題があるという答えが5割をこえたという記事です。
 
じつは、そうだそうだと読んでいるうちに、「いじめをなくすために家庭・地域の役割を重視する回答も計6割を超え、学校の役割や教育改革に限界を感じていると見られる回答内容になった」という解説に、ちょっと待って、わたしの考えていたこととは違うと思いました。

「保護者のしつけに問題」ということは、まず第一に、保護者自身に問題があるということだと思います。「子供は親の背中を見て育つ」といいます。子どもは親自身がするようにしかしないのではないでしょうか。学校に入る前の家庭でのしつけが大事なのだと私は思っています。もちろん今のいじめは昔とは比べ物にならないほど複雑になっていて、いじめられていた側がいじめる側になるなどもあるようで、いちがいにはいえませんが、どんなケースでも、幼時の時の親の育て方が根本だと思います。
 
自分の子供のことしか考えずにやたらに文句をつけてくる親、しつけは学校がするものだと思っている親、悪いのは何でも学校という親(子供が万引きをしたのも学校の教育が悪いといった親がいたそうです)、担任にも校長にも言わずすぐ教育委員会に直訴する親たちに悩まされる教師も多いようです。

教師も人間ですから、間違いもするでしょうし、いじめに気がつかない場合もあるでしょう。けれど、今の教師は、生徒を教えることに専念できないほどの雑務を抱え、上からの評価もされる、問題があればまず責められる。教師がこんな状態に置かれていて、それこそ日本の教育は大丈夫なのかと思ってしまいます。

現場も知らずに、机の上で考えて法律だけ変えればいいっていう問題ではないと思います。どこかで読みました。「文科省の役人や教育基本法を変えろという政治家が、半年でもいい、学校の現場で経験してほしい」と。これはこの国のあらゆる面で言えることかもしれません。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
松林