9月4日のアサヒコムは、2月に千葉県房総半島沖で海上自衛隊のイージス艦「あたご」が自動操舵で直進して漁船清徳丸に衝突し漁民が遭難死した事件で、4日に第1回海難審判が横浜地方海難審判庁で開始され、イージス艦側は謝罪しながらも、「清徳丸の右転で危険が生じたなどと述べ、清徳丸の航路や操船について、起訴状にあたる申立書の事実を争う姿勢を示した」と報じている。
http://www.asahi.com/national/update/0904/TKY200809040103.html
事故発生直後、石破防衛大臣はじめイージス艦「あたご」の舩渡艦長、吉川海幕長らが遺族宅に訪問して謝罪しておきながら、今更事実を争うとはどういうことか。衝突の際「清徳丸の右転で危険が生じた」という事実があったのであれば、遺族宅を訪問した時に何故言わなかったのか。時間が経過してからそのような新たな事実が出て来ることが非常識で不自然である。半年の時間経過の間に、自己保身の本能が俄に頭をもたげて来た、としか言いようがない。
防衛大臣も当時の国会答弁でその事実を述べていなかったとすれば不自然で、国会軽視も甚だしい。被害者側は死人に口無しであることを見越して、軽々に前言を翻すようでは、防衛省改革より意識改革が先だと言わねばならない。
また、海難審判庁は国土交通省の外局であり、いわば内閣行政府の身内である。民間同士の衝突ならまだしも、民と官の船舶衝突審判で中立が保証されるとは信じ難い。野党は被災漁民のためにも、次の臨時国会で再度防衛省の言う新事実(清徳丸の右転で危険が生じた)について追求して欲しいものである。
「護憲+BBS」「裁判・司法行政ウォッチング」より
厚顔の美少年